仕事の流儀 プロフェッショナル ブログ



10月初め、震災対策技術展に出展いたしました。

このLCXは、飲料水・電気・ガスのライフラインを1台に集約搭載した世に初めて出る車両です。
多くのみなさまにご覧頂き大変ありがとうございました。

新聞を見て「実車を見に来た!」という関係者様が非常に多く、メディアの力はすごいなぁと感心したり。
正式受注は2022年4月からとさせて頂いておりますが、展示会翌週から販売に向けての打合せ予約を頂いたり、大変ありがたく感謝いたします。

今後、このクルマが普及することで地域の安心材料が増えることと、万が一の場合は多くの命を繋ぐツールになることを願っています。

そして、そういった声を聴くことができた一つの要因が社員全員で企画して抜かりない準備ができたことが大きかったように思います。
バックグラウンドの話ではありますが、準備が8割。
この展示会に向けて、今年に入り月に2~3回の会議を積み重ねて力を合わせた結果が良い反響になってきているのだと思います。
目的を明確にして目標に向け一体となって動けることが、当社の強みの一つだと思います。

出展中も様々な業界誌、新聞社から取材を受けております。
これからもさらに社会の役に立つ企業になれるよう努力して参ります。

足を運んで頂きました皆様、誠にありがとうございました。





LCXとは?

災害支援車LCXの由来は
「Lifeline Customization transformation」の略です。

ライフラインに特化して改良を施した特殊車両という意味です。
また、ライフラインに限らず地域の要望に沿った車両改良を行い、様々な形状・機能を有する車両に変化させて車両製造を行うという意味も備えます。

基本装備として、清潔な飲料水を提供できるRO逆浸透膜浄水器を搭載、その安定的な電源供給のための発電機、発電機の駆動源となり炊き出しや調理にも使用できるLPGボンベを連結搭載しており、生命に必要なライフラインが1台の車両に集約された車両で、被災者支援と被災地支援活動の両面で威力を発揮する災害支援車です。

頻発する災害、高い確率で起こるとされている震災が起こった時、多くの命をいかに救えるか。
その課題解決に向き合い、飲料水・電気・ガスの生成機能をオールインワン化して、被災地を巡回提供できるという機動力を発揮し、より多くの被災者支援・ボランティア支援はもちろん、現場での情報収集・分析・連絡・指揮に優れた威力を発揮し、災害本部バックアップ活動ができるのが特徴です。


当社の理念は、
「はたらくクルマづくりで地域社会に貢献する」 です。

万が一の事態に、このクルマがあることで救われる命や生きる希望が増えることが、LCXの最大の目的でもあります。

本当の意味で、地域社会に貢献できるものと信じております。
そして、高機能の機材を搭載しながら、低価格での提供を可能にしました。

このLCXが日本中多くの地域に、そして多くの国に配備されることを望みます。
そして、LCXの存在がより多くの安心と安全な社会を創っていくことを信じて、これからも求められるはたらくクルマづくりを進めて参ります。


※車両を開発するにあたり新開発という事実がわかりましたので、特許出願中です。


特装車を作る私たちにとって一番喜ばれるタイミングは、オーダーをして頂いたお客様にご満足いただける車両をお渡しできた時です。

「これでイイ仕事ができるよ!」
と納車後すぐ、颯爽と仕事へ向かわれます。

はたらくクルマを作って終わり。
ではなく、そのクルマが最大限の能力を発揮したその先に、新しいご満足と安全安心が広がっていくことが毎日行われています。

そうやって新しい社会が作られていくものと信じています。

そういう毎日の中で、「こういうのがあったらいいのに」
というニーズはまだまだ眠っているものです。

その一つを形にしてみようと開発を進めて参りました。
もうすぐリリースいたします。