仕事の流儀 プロフェッショナル ブログ

こんにちは。5代目です。

当社は創業1862年(文久2年)、江戸時代末期で明治元年の4年前に現在地で創業しました。
取扱品目は、車ではなく「人力車」
和紙でできた出品表や送り状の記述によれば、東京市日本橋町(市!?)へ納品していたことから「人力車メーカー」であったと考えられます。

というのも、当時の資料や家系図などはほとんどなく断片的にある資料を調べていくとそういう事実に行き着きます。

間もなく終わろうとしている平成ですが、現在主な生産品目は「はたらくクルマ」、具体的には天井に回転するライトが付いている緊急自動車や各種商用車・福祉車両・霊柩車など特殊装備車=特装車がメインですが、創業当時から「はたらく」と「車」のキーワードで事業を進めていることがわかります。

最近になって事業計画と経営理念や基盤を成文化しているので「はたらくクルマ」から軸がぶれることが無いのですが、150余年変わらずはたらくクルマ=人の役に立つ車=社会へ貢献できる事業として続けて来たことはすごいことではないのかなと自負しております。

頭の中で30年後の計画がすでに出来つつあります。
それを逆算して毎年の事業計画に落とし込んでいるのですが、将来を考える時に必ず必要になる情報、それが「歴史」です。積み重ねてきた「経験」です。
温故知新ということですね。

その歴史的資料が少しですが見つかりました。

おそらく2代目~3代目にかけての時代でしょうか?
(大正~昭和初期?)
実は、現在の工場の一部は当時のまま使用している箇所もあります。
ミシンが足踏みから電動に変わりましたが現在も縫製作業を行っております。
バーナーを使った溶接は、今も毎日のように行っております。

日々の積み重ねということは、いかにすごいことかと改めて思います。
次回は、カラー写真の登場です!!

おたのしみに。。。