仕事の流儀 プロフェッショナル ブログ

実は、はたらくクルマは売っていないんです。






正確に言うと、カタログやネット注文販売ができないんです。

なぜないかというと、
1,お使いになるユーザー様の希望が、100人いれば100個ある
2,お客様毎に、予算が違う
3,運ぶものに合わせて、クルマの形状を変える

のがおおかたの理由です。

つまり、街の中で走っている商用車や特装車のほとんどがオーダーカスタマイズされている。という事になります。

私たちがその専門業者になります。
車業界の中では「特装屋さん」と呼ばれています。

その特装業界では、全国的に技術者と地域企業そのものが減少傾向にあり、その退化スピードが速まってきています。
その原因を当社では明確に把握しているので、将来のビジョンを持って明るく取り組んでいますが心配事があります。
お客様の選定された業者が無くなった場合、修理や改修、乗り換え時の相談ができなくなるという事です。

特装車は、特殊な装備品を設置・施工した車両です。
しかも1日も休むことなく働き続けるクルマがほとんどです。
不具合・故障はあってはならないのですが万が一の場合はすぐの改善対応が必要になります。

「熟練」という言葉があるように、時間をかけなければ築くことができないものがあります。
私たちは「信用」と「熟練技術」、そして「経験」だと思っています。

お客様のお車に不安や不具合の心配がある場合には、私どもで良ければぜひご相談ください。
160年積み重ねてきた経験の中から、最良のご提案をさせて頂きます。

「タンク」という特装品が



↑ タンクローリーになります。
10項目以上の法的基準をクリアして「完成車」として出荷しております。

↓ 手すり 家の玄関や階段に付いているのに、クルマにはなぜか「無い」。
      だから作ります。
      縦に横に斜めに、最善の安全策と自然と手が伸びるように考え抜いて作成しております。


↓ 幌車  純正品のように、部品全てが「当たり前」のように装着しています。
     もちろん、傷・シワはありません。
     色・形・高さを自由に設定でき、法的基準をクリアし「完成車」としてお渡しいたします。



全てのクルマが安全に運行され安心できる街づくりに貢献できるよう、カタログに載っていないクルマに、誇りとプライドと夢を持って日々取り組んで参ります。







幌(ほろ)を作成致します。

この度、ランクル40のユーザー様の幌をオーダーメイドさせて頂きました。
黒生地・純正風に。とのご指示です。

ドアが幌タイプの場合、一緒に作成致します。
よく依頼のある幌生地の色は、黒・OD(国防色)です。
また、ジープでもランクルでもその他の幌車でも、金具や生地自体が廃盤になっているため、オリジナルの部品は入手不可能となっていますので、手持ち在庫でのご対応とさせて頂くことが多いです。
工期期間について、全て現車合わせでパーツづくりを行いますので、最短で1か月、平均で2か月位お時間を頂いております。

どうぞよろしくお願いします。

※乗用車タイプの「カブリオレ」は対応できないため受注をしておりませんので、予めご了承ください。ジープ・ランドクルーザーのみ対応させて頂いております。


2022年10月

タンクローリー5台を納車させて頂きました。

1年計画で進めた企画でしたが、無事納車になり喜びもひとしおです。
関係者の皆様、大変お世話になりました。
ありがとうございました。




霊柩車の中でも、上級クラスの洋型霊柩車

永年ご使用頂くと、レールのガタつき・内装や外装のクリーニング・レザー類の張替えなど車検と同様に改修メンテナンスが増えてきます。

その都度、メンテナンスをすることが永くお乗り頂けるポイントです。




2022年10月1日
山形県鶴岡市でデマンドバスの運行開始式が行われました。

製造ファクトリー代表として当社COOがテープカットに出席させて頂きました。
13人乗りの小型バスを8台製造させて頂き、無事に運行が始まりました。

今後の公共交通機関の見直しをはかり、スマートモビリティ―化を推進するMaaS事業。
バス停を循環するこれまでの運行方式を大幅に見直し、将来的には病院間、マーケット間と、より生活に身近な存在になるように国を挙げて薦めている事業です。

山形県内の大手バス業者を先頭に、宮城・秋田・福島とデマンドバスのお問合せが増えてきております。
改造要件、構造要件、規定部品、安全基準をすべてクリアしてつくられるデマンドバスは、これからの日本に必要不可欠な乗り物になるでしょう。
先んじて5年ほど前から準備をし、この度無事にリリースするに至りました。

地方、特に過疎地域にとって重要な役割を果たしていくと感じています。
生活に密着した、安心で安全な乗り物を提供し、豊かで幸せな地域生活を創造することを目指して、MaaS事業に取り組んで参ります。