仕事の流儀 プロフェッショナル ブログ

本日のトラック架装

鉄管や鉄材のパイプなど積載物が長いので、鳥居(キャブ後ろ)がたわまないようにL型アングルで補強材を製作し、専用装備品を鳥居付けします。
これが、鳥居補強という架装です。

荷台床面は、鉄管やその他部品・工具を積んでも床に穴が開かないように12~15mmの板張りを施しております。
重量物の場合、最大30mmの板を敷く場合もあります。

このような架装(カソウ・特別な装備を作り装着するという業界用語)を毎日行っております。
ですが、全く同じ内容の仕事はほとんどない。というのが現実です。
そして意外に思うかもしれませんが、クルマの個体差って実は結構あるんです。
前回のクルマの扉の隙間は5mmですが、今回のクルマの扉の隙間は9mm。
純正部品の取付高は前回と今回で差が10mm。など。

そこを実測して、調整しながら常に一定のクオリティーで製作・提供するのがプロの仕事です。
理屈や方法など「論理」は画面やリモートで理解しても、形にするのは現場での「実行力」です。
どちらかを「補う」のではなく、お互いに「高め」られる組織でありたいと思います。


この度のご注文内容に、「ミラー装飾」が入っております。

ミラーそのものも特注のワンオフですが、驚くような仕掛けが施されています。

完成が楽しみです。



トラックボディーを架装します。
(架装=特殊な作業を加えること)

特装品を準備します。
(特装品=特殊装備品)

トラックボディーと特装品を組み合わせて、特装車が出来上がります。
サイズ計測・重量測定・強度計算を経て、合格車だけ公道を走れるようになります。

乗用車特装作業の他、トラック架装も随時行っております。
当社は全てのクルマを安全に、安心してお乗り頂けるように手間をかけお届けいたします。



クルマって、つかまるところ、、、減ってませんか。

車体が大きくなればなるほど。

つかまる部品「乗降用てすり」を作ります。
安全性、乗り降り、介助、転倒防止、すべてに有効的です。


市販されている車を利用して、ニーズにお応えする「特殊装備」(略して特装)を行い、お客様に特殊な形や装備の付いた車両をお届けいたします。

そのほとんどが「フルオーダー製」
世界に1台しかない車となり、そのクルマにナンバーを申請するため複雑で膨大な改造計算書を作成します。

クルマが作れるが計算書が作れない。
計算書を作れるが車を作れない。
では、プロフェッショナルとしての仕事は完了しません。

製造技術と計算技術が成り立ってこの業務は完了します。
また、外装加工のボディー特装と内装加工のシート特装の2つの技術があるため、一貫工程で仕上がりレベルの高いクルマづくりを可能にしています。
当社の最大の独自性です。

難しいほど高く得られる達成感を目指して、これからも丁寧に業務を進めていきたいと思います。