本日のトラック架装
鉄管や鉄材のパイプなど積載物が長いので、鳥居(キャブ後ろ)がたわまないようにL型アングルで補強材を製作し、専用装備品を鳥居付けします。
これが、鳥居補強という架装です。
荷台床面は、鉄管やその他部品・工具を積んでも床に穴が開かないように12~15mmの板張りを施しております。
重量物の場合、最大30mmの板を敷く場合もあります。
このような架装(カソウ・特別な装備を作り装着するという業界用語)を毎日行っております。
ですが、全く同じ内容の仕事はほとんどない。というのが現実です。
そして意外に思うかもしれませんが、クルマの個体差って実は結構あるんです。
前回のクルマの扉の隙間は5mmですが、今回のクルマの扉の隙間は9mm。
純正部品の取付高は前回と今回で差が10mm。など。
そこを実測して、調整しながら常に一定のクオリティーで製作・提供するのがプロの仕事です。
理屈や方法など「論理」は画面やリモートで理解しても、形にするのは現場での「実行力」です。
どちらかを「補う」のではなく、お互いに「高め」られる組織でありたいと思います。